夢と現のあわいには、深くて暗い落とし穴が隠れている。

嵌まり込んだ男は、足掻いて藻掻いて自力で這い上がるか、助けを待つしかない。

 

叫んだ言葉は届いたか。

 

 

かつて井上陽水は『人生が二度あれば』と歌った。

私は、人生が二度欲しいと思ったことは一度もない。

苦しいことや辛いことの方が多かったからかも知れないし、陽水が歌った父親は65歳だが、私はまだ56歳だからかも知れない。

 

けれども、ときどき思う。

もう一人自分が欲しい、と。

もう一人自分がいれば、あの人と過ごす人生もあったのかな、と。

 

そんな風に思える人生を、苦しいことや辛いことの方が多かったとは、たぶん言わないのだろうけれど。

 

 

日曜日の朝。

布団に横たわったまま薄っすらと目を開ける。

カーテン越しに射し込む光が眩しい。

ああ、今日は晴れているな。

休みなのに午前7時過ぎに起床。

 

新聞を捲りながらダイニングで朝食を摂った。

そこまでは、自転車に乗ろうかな、歩こうかな、ショッピングもいいなあと、貴重な休日をどう過ごすかについてあれこれ考えていたのだが、自室に入り、椅子に坐って暫くすると急激な睡魔に襲われ、後は意識を失うように机に突っ伏してしまった。

小1時間ほど経った頃一旦覚醒したが、朦朧としており、とても動けるような状況ではなく、ヨロヨロと2階に戻って再び布団に包まった。

 

次に目覚めたのは夕方4時。

ああ、貴重な日曜日をまたこうやって無為に終わらせてしまった。

微かな罪悪感に苛まれながら起床。

幸い外はまだ十分に明るい。

このまま終わってはいけない。

気持ちを立て直し、ウォーキングに出掛けた。

 

午後5時になってもまだまだ暑い。

 

夕陽が眩しい!

 

自分の影を追いながら思う。なんて不恰好なんだ・・・。

 

気を取り直して歩く。

南の空はまさに夏。

 

急にやたら嬉しくなってスキップを踏んでいた。

スキップするオッサンなんて、そうはいないだろう。

 

ふと見上げると、橋の上の交通誘導員のオジサンたちも日傘に隠れてしゃがみ込んでいる。

定年退職したら交通誘導員のアルバイトもいいかなと思っていたが、考えが甘いと叱られそうだ。

 

夕陽を浴びる水田の神々しさに見惚れる。

 

サギの営巣地に繋がる小道に入る。

 

小さくて写真では捉えきれないが、無数の蟹が引っ切り無しに道を横切り、実に歩きにくい。

こんなやつ。

「何だよぉ」と怒ってるようだ。

 

さて、シラサギやアオサギの営巣地に到着。

ああ、いるいる。

 

 

ここを抜けると、あとは見渡す限りの水田。

この時期の水田は、まるで鏡のように空や雲を映し出し、1年で最も美しいと思う。

 

 

 

 

恋煩い?

まさか。

 

 

2日間東京に居たが、どこもかしこも冷房強過ぎ!

外に出れば今度はコンクリートとアスファルトと車と室外機と人・人・人で異常に熱いし。

おかげで気温や湿度を捉える肌感覚がすっかり壊れてしまった。

一昨日までは設定温度28℃の冷房で十分涼しいと感じていたのに、今じゃ26℃でも暑いんだ。

こっちはまだ梅雨も明けてなくて、降ったり止んだりで湿気が凄いし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

激しい風雨の中、飛行機も無事に飛び、仕事も一段落。


早めの夕食を済ませ、今夜の夜食と明日の朝食をスーパーで買い、ビジネスホテルにチェックイン。

ホッと一息。


またツインかぁ。


そして、半端ない買い出し!


今、テレビでは関東の梅雨明けと台風のニュースを報じている。



株主総会、取締役会、役員懇親会。

フルコースの1日。

長かった。


本日付で定年退職となった。

56歳と9ヶ月。

一刻も早く定年退職したいとは思っていたが、60歳を待たずにこんな形でその日を迎えるとは、まったくの想定外。

社員証を返却したり退職金明細を受け取ったり。


同時に、本日付で委任契約型執行役員に就任。

担当任務は経営戦略と企業法務。

仕事内容は変わらず身分が変わっただけだが、退路を断たれた感が強く、正直不安。1年1年の実績だけが拠り所。



明日は東京出張。

天気予報は大荒れ。

外は既に強い雨風。

飛行機、飛ぶのか?






先日思い切って買った税込106円の歯ブラシが今一つ。

そこで今日、更に思い切って税込なんと178円!の歯ブラシを買った。

『歯科医監修』の謳い文句が効いてるな。

私みたいな客はコロッと騙されるついつい色々と試してみたくなる。

 

高密度に植毛された超極細毛先が奥歯に深く入り込む、らしい。

高密度の植毛ねぇ・・・。

 

 

ゆえあって保育所を訪問した。

お昼ごはんタイムだったりお昼寝タイムだったりして、保育所には迷惑をかけた。

 

思い思いの格好ですやすや眠る幼子たちを眺めていた。

このところ眠りが浅くて困っている諦念爺さんはぼんやり思った。

あの幼子たちと同じように、保育士さんにお腹を優しく撫でられながら眠りに就きたい。

何ならいっそ永久の眠りでも構わない、と。

 

 

 

トイレを借りて帰った。

 

 

月が朧に見えたのは、メガネが合っていないからかも知れない。

 

何もかもがはっきりくっきり見える世界は、たぶん、きっと、かなりつまらない。

 

 

葬儀、火葬、3日参り、初七日と、一通りの儀式に参列。

ほぼ1日がかりで、クタクタになった。

 

火葬場で待つ間、ぼんやりと外のベンチで過ごしていた。

ここでこうやって時を過ごすのは、父を喪った7年半前以来。

あの日は1月の寒い時期で、白いものがちらちらと舞っていたのを覚えている。

 

・・・・・・・・・・

 

風邪が抜けきらぬまま通夜・葬儀に参列し、この週末も結局殆ど休むことが出来なかった。

疲れが溜まっていたが、帰宅後すぐに着替えて散歩に出掛けたのは、一刻も早く日常の自分を取り戻したかったから。

けれども、まるで足に力が入らず、ふわふわと覚束ない。

まるで夢遊病者のようだ。

 

ふと見上げると、東の空の低いところに薄っすらと、月。

 

身近な人が死ぬということは、自分のことを知ってくれている人がこの世から一人居なくなるということだ。

「○○ちゃん」と笑顔で呼んでくれる人が一人減るということだ。

 

 


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