監査法人に求められ、会計上の、或いは内部統制上の懸案事項について、状況説明。

外部の人々という油断があったのか、あらかたの説明を終えたとき、うっかり本音を漏らした。

「私もあと3年で定年です。そこまでは全力で走り抜けるつもりですが、その後まで留まろうとは思っていません。社長から引き留めて頂ければそれはそのときで考えますが」

会計士の先生たちの表情が一様に曇った。

「○○さんのお人柄や仁徳で解決された問題が数々あります。○○さんを失うことはこの会社にとって大きな損失です」

過分の褒め言葉を頂戴し、いかに自分が軽率な発言をしたかを知った。

 

3月19日を最後に、更新が止まっているブログがある。

管理人さんは癌を患っておられる。

手術や抗癌剤では対処できぬ深刻な状況であることは、間欠的に更新される記事で分かっていた。

ここ数ヶ月は、緩和ケアで可能な限り痛みを取り除く処置を断続的に続けておられた。

心配する読者が時折コメントを寄せるが、今現在、返信はない。

 

たぶん父が亡くなった頃から、新聞で欠かさず目を通すのはお悔やみ欄になった。

寝起きでぼんやりしているからか、たいていは漫然と眺めていることが多いが。

80代90代で亡くなった方々に対して感情が動くことはなく、10代20代30代の方々も、早いなあ、可哀相になあ、家族は大変だろうなあと思うだけだ。

けれども、40代50代で旅立たれた方が目に留まると、途端に気持ちが揺れ動く。

何があったのだろう。

病死だろうか、事故死だろうか、自殺だろうか。

勝手な想像ばかりが錯綜し、朝食の箸が止まっていることを忘れてしまう。

 

明日の命を保証された人は居ない。

理屈では分かっていても、普通に暮らしている人は、本音では、明日が来ることを当然のこととして生きている。

目の前のあれこれをこなすことで精一杯という人が殆どだろう。

生きるの死ぬのを気に病むのは、重い病気にかかった瞬間からのことだ。

 

「痛い・・・苦しい・・・死んでしまいたい・・・」

入れ歯を外され、酸素マスクで口と鼻を覆われた父が、見舞いに立ち寄った私を睨みつけるような形相で訴えてきた言葉が今も耳にこびりついて離れない。

その日から数日後に父は他界した。

 

遣り残したことがあるかどうか、自分のことなのに分からない。

おまえは明日死ぬと告げられた瞬間にならなければ分からないのだろう。

 

今朝未明、みぞおちの激痛に見舞われ、たまらず起き上がり、大正漢方胃腸薬を服用した。

すぐに効果が表れるはずもなく、午前4時の暗い自室でしばらく痛みを堪えていた。

 

連日の胃痛腹痛で完全に睡眠不足。

だが、仕事を休める状況ではなく、フラフラしながら出社した。

朝から立て込む相談事案。

人事、経理、総務、経営企画、子会社、外部協会・・・。

もはや私の仕事は相談役。

 

昼過ぎ頃からしくしく痛み出す胃と腸。

これだけ強い痛みが続くのだから、私の体内で思わぬ問題が起きていると考えざるを得まい。

原因はストレスだろう。

いずれにせよ、市販薬で誤魔化せるのもそろそろ限界という気がする。

 

招待状の片隅に細筆で書かれたサインを眺めて過ごす。

 

昨夜は胃痛がひどく、眠れなかった。

胃薬を服用し、胃部を庇うように背中を丸めて布団に横たわり、輾転反側しながら痛みの嵐が過ぎ去るのを待った。

しらじらと明ける頃、ようやくまどろんだ気がした。

 

 

招待状が届いた。

パトロンになるぐらいの覚悟が無ければ、もう2度と会ってはいけない人。

 

 

忙しかった。

 

ひと息つきたくて、外出のついでにお濠端のベンチで一服。

 

バッグに留まった蛍のような小虫をぼんやり眺める。

ツツジの蜜を吸うクマ蜂に恐る恐るスマホを寄せる。

 

長いようであっという間だった1日を終え、帰路に就く。

 

けれども一番のホッとタイムは、やっぱりサイクルショップのご主人との他愛無いやり取り。

随分前に頼んでおいたステムがやっと手に入ったっけ。

 

 

小さくまとまることなど出来ないくせに、静かな暮らしを願う自己矛盾に喘ぐ。

 

 

残りの人生でやってみたいと思うことが何一つ浮かばない。

行ってみたい場所もない。


私という人間は、もう終わったのかも知れない。


気持ちの定まらない日々が続いている。

こんなままでいいのか。

いや、いいはずがない。

そんな風に答えのない堂々巡りの問いを繰り返しては思い煩う。

それはもう私の習い性となっていて、別に珍しくも何ともない。

 

生活を一変してくれるような刺激が欲しいのか。

例えばJeepを駆って夜更けの荒野を遠いところまで突っ走るような。

或いは癌を患い、ベッドの上で痛みに耐えながら、生きて在る1分1秒の有難みを噛み締めるような。

違う。

そんなこと望んでいない。

 

仕事に対して生き甲斐や遣り甲斐を覚えたことなど一切なく、来し方の日々を見渡せば、読書とボブ・ディランと自転車と体調不良に明け暮れた56年間。

残された行く末の日々も、たぶん、きっと、これまでと似たような生き方しか出来ないだろう。

それが見え過ぎてしまうから、気持ちが波立つのだ。

 

だからと言って、生まれ変わりたいとは思わない。

起伏の乏しい道ながらも、やっとのことでここまで辿り着いたのだし、選ばなかった道はどう転んでも選ぶことがないことを、私は知ってしまった。

 

 

 

花が咲く。

誰に命じられたわけでもなく。

 

コデマリ。

 

モッコウバラ。

 

紫の花。

 

・・・・・・・・・・

 

体調の優れぬ1日。

夕方少しだけ散歩した。

 

通行止めのゲート。

勝手に潜り抜けて行く。

 

道端で野良猫たちと遊ぶ。

 

陽が沈んでいく。

 

会社、行きたくない。

 

 

  • 2018.04.14 Saturday
  • mineo

長い旅路の末、ようやく格安スマホへの切り替え手続きが終わった。

契約先はmineo(ミネオではなくマイネオ)。

本体はこれまで使ってきたiPhone6sをそのまま維持し、使用する回線はdocomoに。

これで、ガラケー時代のauに始まり、初スマホのsoftbankを経て、今回の格安はdocomoと、メジャーケータイ会社をすべてクリアしたことになる。

 

データ容量はほぼ最低の1ギガで、”かけ放題”や”安心保証サービス”などのオプションは一切付けなかった。

電話代は掛けた都度の課金だが、固定費としての月々の料金は税込1620円!

しかも、最初の半年間は972円の割引キャンペーンがあって、なんと648円!

これまでだいたい7〜8000円掛かっていたから、物凄いコストダウンである。

Wi-Fi環境では当然ながらこれまで通りに使えるし、4G回線下でもキャリア時代とたいして変わらない速度でネットが使える。

この2年間でsoftbankにどれだけ騙されて寄付したのだろう?

考えたくもないな。

 

と、良いこと尽くめのように書いているが、実はけっこう深刻な問題もあって・・・。

メールの送受信が上手くいかないのである。

mineoメールから自宅パソコン(Windows Liveメール)への送信と、yahoo!メールからmineoメールへの送信がNG。

Gmailとmineoメールのやり取りは、迷惑メールフィルターをあれこれいじっていたら何とか送受信出来るようになったけれど。

 

うーんマイネオ、今一つか。

いやしかし。

安い分、自分で苦労して解決しなければならないことも多いのだと諦めるしかあるまい。

今までが異常だったのだ。

使いこなすことも理解することも出来ないほどの過剰なサービスに縛られているとも知らず。

 

 

そうそう、今日は息子のスマホも格安のY!mobileに切り替えたのだった。

こちらはsoftbank系列ということで、ぶらりと立ち寄ったショップで拍子抜けするくらいサクサクと手続きが終わった。

(こんなにラクなら私もY!mobileにすれば良かったと、正直思ったよ)。

息子は月々2700円ほどに。

これまでは息子も7〜8000円掛かっていたから、2人で12000円ほど安くなった。

 

妻と娘は格安には後ろ向き。

恥ずかしいとか、面倒臭いとか、そんな話のようだが。

 

帰宅後、格安スマホへの切り替え手続きに奔走。

 

昨日はAppleIDやLINEIDの変更に手古摺った。

今日はSIMロック解除と電話番号のポータビリティにトライし、悪戦苦闘。

 

とにかく、なんだ、本人確認のためと称して、IDだパスコードだ暗証番号だと、様々な数字や番号で雁字搦めに縛られていることを改めて痛感。

1つの関門を潜るたびに次の関門を潜るための通行手形のような番号が新たに付与され、それをいちいちメモしていなければならないのだから性質が悪い。

途中で挫ける人も少なくないのではないか。

これは間違いなく悪徳商法である。

 

とまあ色々あったが、幾つもの関門とSoftBankとの長い長い電話でのやり取りを経て、どうにかこうにかMNPの予約番号を取得した。

「○○さまはただ今特別キャンペーンの適用対象者となっておられます。Y!mobileへの変更であれば、向こう2年間、月額1980円でご契約頂けます。但し、今この場でのお申込みしか受け付け出来ません」などと相手も食い下がって来たが、丁重に一蹴した。

甘い言葉は信じない。

どうせ1980円は最低基本料金で、応諾した次の瞬間、3ギガなら2100円ですとか、かけ放題でプラス800円ですとか言い出すに決まっている。

そうやっていつの間にか相手の術中にはまり、各種サービスを追加せざるを得ない心理状態に追い込まれ、足し算したら結局あんまり安くならなかった、という罠に違いない。

 

あー、一刻も早く格安に切り替えたい!

 

今日も会社帰りに公園直行。

スーツ姿のままウォーキング。

 

下腹部とみぞおちの辺りに燻るような痛みがあったが、とにかく歩いた。

一度も休まず25分ほど懸命に歩き、喫煙スポットで一服。

 

通勤そのものを歩きにすればわざわざ遠回りして会社帰りに公園まで行く必要もないのにと思うのだが、会社は、歩いて行くにはちょっと遠過ぎる。片道5.1km。

 

今週からこっそり腹筋運動も始めた。

春の定期健康診断までに何とか3〜4塒遒箸垢弔發蝓

胃痛腹痛を抱えながらのその場凌ぎダイエット。

果たして成功するのだろうか・・・。

 

 


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