カウントダウンタイマー

60歳で辞める。これ以上我慢できそうにない」

今日、妻と2人で夕食を摂りながら、ぼそぼそと口にした。

50代半ばを過ぎた頃から、年に23回は話題にしているように思う。

聞かされる妻にしてみれば毎回ウンザリだろうし、不安で仕方ないだろう。

「子どもたちはまだ学生でお金がたくさんかかるし、出来れば少しでも長く働いて欲しい・・・」

妻は力なく応えた。

 

今勤めている会社の定年は60歳。

法規制と社内規定により、それ以降も本人が希望すれば最長65歳まで延長がきく。

一方、役員の場合は、暗黙の約束で65歳というのが一応の区切り。

末端ではあるが役員として雇われている身としては、大過なく過ごせば、65歳まで(あと69か月)は雇ってもらえるのだろう。

 

昨日、ある限られたメンバーで新年会があり、社長の頭の中にある役員人事構想の話題になった。

現在開発部門のトップに就いている役員に不満があるらしく、社長は早く交代させたいと思っているとのこと。

その役員は、生まれ年は1961年で私と同じだが、学年では1つ上のいわゆる早生まれであり今月59歳になったばかり。役員改選は6月だからその時点ではまだ59歳ということだ。

「あいつが60歳になっていればなあ」と社長は愚痴っていると言う。

経営者たるもの、そのあたりはドライにやりたいところだろうが、何がしかの温情は働くし、一般社員より早く辞めさせるのはさすがに忍びないといったところか。

同氏を退任させるタイミングをあと1年後ろにずらさざるを得ない理由はもう1つあって、次のポストをどうするかの問題も微妙に絡んでいるのだ。

業務執行部門長を経験した役員を65歳前に退任させる場合、監査役に据えるというのが通例となっている。

外観上は横滑り人事であり、本人の中では忸怩たるものがあるだろうが、一応の体面は保てる。

その監査役ポストに現在就いている人物の年齢が64歳。確か11月頃の生まれだったと思うから、彼もまた今年の役員改選時点では65歳を迎えておらず、切り辛いという事情がある。

つまり、来年6月まで待てば、開発部門長は満60歳、監査役は満65歳になっており、スムースな入れ替えが出来るということだ。

 

ここで私の立ち位置を整理すると、以下のようになる。

開発部門長(取締役)19611月生

製造部門長(取締役)196112月生

管理部門長(取締役)19622月生

企画部門長(執行役員)19619月生(私。管理部門の副部門長を兼務)

監査役195511月生

ご覧の通り、監査役を除いてみな年齢が極めて近く、学年でいくと製造と管理と企画の3人は一緒である。

 

キャリアや年齢からみて、次の監査役に最も近いのは、現管理部門長か私だろうと踏んでいた。

仮に現管理部門長が監査役に選任されれば、私が管理部門長に昇格する可能性がある。

一方、開発部門長が監査役に選任されれば、管理部門長や私が監査役になる可能性はほぼゼロとなる。

ちなみにその場合、空いた開発部門長のポストには現製造部門長が横滑りすることは間違いなく、空いた製造部門長の穴を埋める人物の顔も即座に浮かぶ。

 

やれ取締役だ監査役だ執行役員だと、いろいろありはするが、別になりたい役職があるわけではない。

反りの合わぬ現管理部門長の後塵を拝するのは耐え難いというのもあるが、私が最も懸念しているのは我が身の健康。とりわけ精神面である。

今でもいっぱいいっぱいであり、正直綱渡りの日々。

いつ心の平衡を失って落下してもおかしくない状態が続いており、それが胃痛や腹痛や精神不安定となって表れているのだ。

一般社員の定年である60歳まで何とか辿り着ければそれ以上望むことはない。

 

妻には本当に申し訳ないと思う。

余計な心配はかけたくないし、子どもたちが独立するまでは歯を食いしばってでも踏みとどまるのが親の務めとも思うが、お金の心配だけに縛られて過ごす1年は長過ぎてとても耐えられそうにないし、仕事への情熱も正直風前のともし火である。

何より、またうつ病が重症化してダウンでもしたら、お金の心配どころではなくなる。

身勝手極まりない解釈とは重々承知のうえで、余計な医療費を使わなくて済むように、心身ともに健康でいるのが一番と思っている。

 

幸い自転車貯金として始めたへそくりがある程度まとまった額になっており、それで2年は食い繋げる目途もついた。

新しい車はきっぱり諦めよう。

妻と共用の1台があれば十分。

60歳までの残り19か月、自転車通勤をしっかり堪能しよう。

 

 

「次は○○さんですね」などと噂し合うのがサラリーマン役員の秘かな愉しみとは言え、ああクダラナイ!と思った昨夜の新年会。

 

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