• 2017.05.02 Tuesday

人は水がなければ生きていけない。

 

午後3時。

行き先を定めぬ自転車散歩に出掛けた。

 

北に向かって10kmも走れば山裾に至る。

 

昨日の疲れが残っていたし、昼過ぎまで起き上がれなかった体。

今日は時間も体力も余裕がない。

少しは動いた方がいいと思って着の身着のままでぶらりと散歩に出てきただけである。

ドリンクも持参していないしウェアも普段着。
何より自転車が通勤メインのミニベロ。

ままよ、ここまで来たのだし、行けるところまで行こう。

 

登りが始まった。

 

 

斜度がきつい。

立ち漕ぎでも太刀打ちできない。

仕方なく自転車を降り、あとは黙々と押して歩いた。

 

暑いなあ。

喉が渇く。

だが、こんな山道に自販機など見当たらない。

自転車を停め、たまらずしゃがみこんだ。

もうムリ。

だが、ここまで来て同じ道を引き返すのはなんか許せない。

この道をあと4kmも登れば滝がある。

そこまで行けば水がある。自販機もある。

足元を這う不思議な昆虫を眺めながら気合を入れ直した。

 

いやー、かなり登ってきた。

 

おしっこがしたくなってタチションした。

足元に零れ落ちる小便をぼんやり見詰めながら、これが水だったらなあと切実に思った。

 

この辺りがてっぺん。

さ、あとはサドルに跨って、重力のなすがままに身を委ねる―――。

最高時速45kmオーバー。

 

眼下に自販機の姿を見付けたときは、ホッとした。

これで生き延びることが出来る。

 

いろはす天然水の桃味を飲む。

旨い。

 

ここから滝まであとひと踏ん張り。

 

ようやく辿り着いた。

 

飛沫を浴びながら暫く目を瞑り、水と風の音に耳を澄ませた。

 

 

後輪が重い。パンクだろうか。

取り敢えず携帯ポンプでせっせと空気を補充した。

帰るまでなら保つだろう。

 

高い石段のある神社に立ち寄った。

 

見上げると、おじさんが1人黙々と登っていた。

 

人は水がなければ生きていけない。

そのことを思い知った。

 

 

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