先日、息子を手厳しく叱った際、新しい自転車でも買って気分を変えろと、勢いで口にした。

息子は割と真剣に受け止めたようで、「まずはショップに行って実物を見て来い」と言った私の言葉に従い、翌日ショップを一人で訪ねていた。

引っ込み思案で他人と接するのが苦手な息子が一人でショップに行くとは正直思っていなかったから、私はそれだけでも大きな一歩だと思い、静かに満足していた。

 

店頭で実車を眺め、カタログを捲り、スマホでもあれこれ調べ、息子はGIANTのESCAPEのグリーンがいいと言った。

否定する理由などなく、いいじゃないか、とだけ答えておいた。

その後、私なりに息子が選んだ車種を調べたところ、フロントバスケットは取り付けられるが、ダブルレッグスタンド用の台座が付いていないことが分かった。

主な用途は通学。

学校の駐輪場に停めるときの基本は直立である。

真っ直ぐ立たないと、ただでさえ狭いスペースで場所を取るし、扱いが面倒である。

それに、キックスタンドだと、重たい荷物をフロントバスケットに出し入れするときに前輪がグラリと傾き、そのままバランスを崩して倒れやすい。

そんなことを息子に補足説明しておいた。


昨夜、息子が、

「ショップにTREKのグリーンがあったけど、あれ、けっこう良かった」と言った。

「ああ、それならお父さんも見た。はっきりしたグリーンで悪くなかった。TREKのクロスバイクならダブルレッグスタンドも付けられる」と答えた。

即答出来たのは、私なりに主要なブランドのグリーンのクロスバイクの仕様を網羅的に調べていたからだ。

 

 

今日、サイクリングから戻ったら2人でショップに行こうと約束していた。
「自転車で行くぞ」と告げた瞬間、息子が小さく「えっ」と声を発した。

車で行くと思っていたのだろう。

ショップに駐車場はないが、近くのコインパーキングに停めて駐車券を貰うことは出来る。

だが、私は自転車で行くと決めていた。

 

息子と一緒に自転車で走ったのはいったい何年ぶりだろう。

高2の息子と自転車で並んで走るのは少々恥ずかしい。

親がそう思うくらいだから、息子の方がもっと恥ずかしかったろう。

息子がラレー・クラブスポーツ、私がミニラレー。

前を走る私は、まるで息子の視線から逃れるように懸命にペダルを踏んだ。

 

 

ご主人や顔馴染みのお客さんたちと雑談しながら、息子と2人でTREK FX2のグリーンを検分した。

あいにくサイズが小さかったから、息子に合うサイズを確認するため、同じシリーズの他の色のクロスバイクを幾つか引っ張り出し、サドルに乗せてもらった。

「息子さんは20”だね」とご主人が教えてくれた。

 

決め切れない息子は、戴いたコーヒーを飲みながら、ショップを出たり入ったりしていた。

 

頃合いを見計らって「これに決めていいんじゃないか」と背中を押した。

「うん、これにする」と息子が答えた。

 

注文書は息子に書かせた。

オプションでダブルレッグスタンドとフロントキャリアとカゴを頼んだ。

 

 

自転車を注文したことよりも、息子と2人で前と後ろに並び、往復4kmを自転車で走ったことの方が私には意味があった。

 

 

 

 

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